対象製品:
EAP670, EAP660 HD, EAP653, EAP650, EAP620 HD, EAP613, EAP610, EAP683 UR, EAP655-Wall, EAP655-WE, EAP655-WE-AC, EAP615-WE
最近のアップデートにより、本FAQで説明されている機能の利用範囲が拡大されている可能性があります。ご利用の製品のサポートページにアクセスし、正しいハードウェアバージョンを選択したうえで、「データシート」または「ファームウェア」セクションを確認し、製品に追加された最新の改善点をご確認ください。なお、製品の販売状況は地域によって異なり、一部のモデルはお住まいの地域で提供されていない場合があります。
Q1: カスタムチャネルレンジとは?
A: カスタムチャネルレンジとはアクセスぴポイントが利用する5Ghzのチャネルを指定する機能となります。
本機能を利用することで、既存で利用している無線システムとの干渉を回避することが可能です。
本機能は医療機関様より、必須の機能としてご依頼頂き、開発された機能です。
以下は設定画面のサンプルとなります、緑がついていないチャネルは利用されません。
Q2:カスタムチャネルレンジを適用するシナリオは?
A: 医療機関で、既に利用している電子カルテシステムなど無線で利用しているチャネルと重複しないように該当のチャネルは除外します。
もちろん医療機関以外で、制御系の機器などで既存のチャネル利用がある場合は御利用頂くことで回避することが可能です。
Q3: 固定チャネルとカスタムチャネルレンジはどのような違いがありますか?
A; 固定チャネルは予めサイトサーベイなどで利用されていないチャネルを確認の上、そのチャネルを利用するように設定しますが、設定したチャネルがDFS※であった場合、レーダーなどで干渉した場合、異なるチャネルへ変更されます。
この変更された先が既存の無線で利用されている場合、干渉となり、既存システムに影響が出てしまいます。
カスタムチャネルレンジであればDFSが発生しても除外しているチャネルへ変更はされません。
※DFSとは無線LAN (Wi-Fi) の5GHz帯で、レーダー波(気象レーダー、航空レーダーなど)と干渉しないように、自動的にチャネルを切り替える機能となります。DFSは電波法で義務付けられている機能であるため、止めることはできません。
Q4: カスタムチャネルレンジを利用するにはOmada Controllerが必要ですか?
A: いいえ、本機能をサポートしている機器とファームウェアにより、スタンドアロンでも御利用頂けます。
Q5: カスタムチャネルレンジを利用できる周波数は5Ghzのみですか?
A: はい、この機能は5GhzのDFSに対する機能の為、5Ghzのみとなります。
Q6: 連続したチャンネル範囲を設定する必要がありますか?
A: いいえ、以下の様に隙間を作ることが可能ですが、チャネルボンディング※では利用できませんので、20Mhzとなります。
※チャネルボンディングとは、無線LAN (Wi-Fi) の通信速度を向上させるための技術で、複数のチャネルを束ねて、より広い帯域幅でデータを送受信できるようにするものです。これにより、理論上の通信速度が向上させる機能となります。
Q7: Omada Central Essentialsでも利用できますか?
A: はい、Omada Central Essentials含め、全てのOmada Controllerでご利用頂けますか。またスタンドアロンでも御利用できます。
以下はスタンドアロンによる設定画面のサンプルになります、Range内でチェックを外すことで利用しないチャネルとなります。